投資信託保有者の推移
2022.8.22
みなさんは投資信託を始められていますでしょうか。
この数年では、始められる方が増加しております。
2022年8月16日に、野村アセットマネジメントが20歳以上の2万4153人を対象に行った
「投資信託に関する意識調査」を公表しました。
今回は、こちらをもとに投資信託保有者の推移などをお伝えしてまいります。
【投資信託保有者数と年代構成比】
▼保有者の推移
出所:野村アセットマネジメント「投資信託に関する意識調査」より
▼年代別構成比
出所:野村アセットマネジメント「投資信託に関する意識調査」より
投資信託保有者の2008年〜2021年の推移を見てみると、
減少傾向にあったものの、2019年の「11.6%」を底に
2021年の「12.3%」と徐々に増加傾向にあります。
年代別構成比は、60〜70代で2割を超え、30〜40代で12%、20代では7%でした。
これにより、若者より高齢者の方が投資信託の必要性を感じていることが分かります。
一方で、「年代別 投資信託保有者率」の2020年から2021年の変化をみると、
2021年には20代が6.7%(+1.2%)、30代が9.7%(+1.7%)と、
20代と30代が他の年代と比べて増えております。
反対に、60代と70代では、前年と比べて減少しております。
20代は、資金の問題で投資信託を行うことが難しい場合も想定されますが、
年々始める方が増えていることはとても良いことです。
出所:野村アセットマネジメント「投資信託に関する意識調査」より
【積立投資の投資額について】
若い世代では「積立投資」が非常に人気です。
つみたてNISA制度を利用すると40万円/年まで、最長20年間非課税のため、
老後の資金対策を目的として始める方が増えています。
では、積立投資の月の積立額はいくらでしょうか。
出所:野村アセットマネジメント「投資信託に関する意識調査」より
「1万円〜2万円未満」が最も多く14%、その次に「1000円未満」が10%、
「5000円〜1万円未満」と「2万〜3万円未満」が8%、
「3000円〜5000円未満」と「3万円〜4万円未満」が5%でした。
積立投資は100円から始めることができ、
つみたてNISA制度を利用する場合には毎月3万3000円ほど投資することができます。
積立投資は年数をかけることで、資産を十分に増やすことができるため、
少額からでも始めることをおすすめします。
今後、「あの時に始めておけばよかった」と後悔しない良い選択をしましょう。