大きな力を持つ「ラテマネー」
2022.12.6
今日は、寝不足ではないですか?
日本代表戦を観た方は、朝起きるのが辛かったと思います。
目覚めのためにコーヒーを飲む方が普段より増えるのではないでしょうか。
今回は、そんなコーヒーにちなんで「ラテマネー」についてお伝えします。
みなさんは「ラテマネー」という言葉をご存知でしょうか?
投資を勉強されている方は、一度は聞いたことがありますよね。
「ラテマネー」とは、1杯のラテほどの少額な出費のことを指します。
この少額の出費を意識することはとても重要です。
資産アドバイザーとして活躍するデヴィッド・バック氏が、
著者「オートマチック・ミリオネア」の中でこの言葉を使い、
ラテマネーを節約することで資産形成につながるという説明をしています。
自分にとって必要不可欠なものであれば、ラテマネーであっても購入を控える必要はありません。
しかし、こうしたラテマネーに共通しているのは、「本当に必要なものかを考えずに出費してしまう」という点です。
ラテマネーかどうかを判断するには、一度お金の使い方を振り返ってみてください。
過去の出費で、今考えると「無駄だった」と思えたらラテマネーに該当します。
マイバックを持っていないときに買った有料のレジ袋、スマホゲームの課金、
コンビニで買うお菓子、ATM手数料などは、ラテマネーに当てはまる可能性があるでしょう。
ラテマネーを無くすためには、まず自分の出費を把握しないといけません。
一度、1週間に消費したもの全てを把握してみてください。
すると、必ず「ついつい買ってしまったもの」や「無駄な出費」が見えます。
ラテマネーが分かれば、あとはそれを無くすだけです。
一度、無駄と認識したものは、意識的に購買を控えるようにシフトしていくでしょう。
また、「ラテマネー」は資産形成につながります。
以前、私の同僚は毎日お昼休憩でカフェに行き、500円程度のコーヒーを飲んでいました。
それが週5日続くと2500円。1ヶ月続けば、1万円の出費です。
もしも、この1万円を投資に充てることができれば大きな資産形成ができます。
1万円が出費のままであれば、何年経っても0円ですが、
1万円を20年間5%で運用できたとすると、約411万円になります。
出典:金融庁「資産運用シミュレーション」より
「塵も積もれば山となる」という言葉の通り、
これまでの無駄な出費を運用に変えることで、これだけ大きな資産を作ることができます。
だからこそ、この「ラテマネー」を重要と捉える必要があるのです。
未来の良い暮らしのために、「ラテマネー」について一度考えてみてはいかがでしょうか?