保険は掛け捨て
2022.4.11
日本人では、80%以上の人が
生命保険に加入しております。
日本は世界で2番目に長寿の国なのにも関わらず、
保証目的の保険料を世界で1番負担しております。
この現状には、とても驚きですよね?
保険は、かかるリスクが高ければ高いほど加入が必要で、
リスクが低いと加入率も低くて良いのですが、日本は真逆です。
まさにお金の勉強をしていないことの表れですね。
保険の中でも、積立保険に入られている方が多いです。
積立保険とは、貯蓄性のある保険です。
例えば、
・終身保険
・養老保険
・学資保険
・個人年金保険
・外貨建て保険 など
これらは掛け捨てとは異なり、支払った保険料を保険会社が積み立ててくれる。
補償をしてもらえ、さらにお金ももらえる・・・。
そういった背景で多くの方々が、
この積み立て型の保険に加入されていますが、
これには大きな間違いがある可能性があります。
①インフレ割れの可能性がある
日本は毎年、平均して約2%の物価上昇があります。
例えば、この2%の物価上昇が10年間達成され続けた場合、
100円で買えていたおにぎりは120円出さないと買えない。
これが100万単位で起きるということ。
保険満期時に戻ってきたお金は増えていても、
お金を使うとなると紙幣価値が大きく下がっていることがあります。
②途中解約で元本割れ
積立保険は支払い期間中に解約してしまうと、
損する内容のものがほとんどです。
例えば、家族が入院や子供の進路で、いざお金が必要となり、
保険を解約しようと思ったら・・・・
「途中解約なので、返戻率は70%です」
と今まで500万ほど積み立てたものが、
返戻されたのは350万円・・・!?
・・・これが当たり前となっております。
これは、大切な150万円を保険会社にプレゼントしたようなものです。
積立保険は、損することのリスクを回避しようとするあまり、
お金の引き出しが非常にしづらく、自由度が低い傾向です。
では、
保険はどうしたらいいのかというと【掛け捨て】です。
掛け捨ては、病気にかからなけけば損した気分になりますよね。
ですが、基本的に掛け捨ての保険は料金が安く、
積立保険以上の補償を受け取ることができます。
【保険比較の例】
・掛け捨ての場合
L生命の定期死亡保険では、50歳から80歳まで月々10,150円の加入で、
死亡時に1000万円も補償を受け取れるものがあります。
・積立保険の場合
O生命の終身保険では、50歳から80歳まで入り続け、
月々の支払額が掛け捨て型と同じくらいの11,020円だとすると、
死亡時に受け取れる金額は400万です。
死亡時に1000万円の補償を得るためには、月々26,960円必要です。
積立型なので、契約満了時に返金を受け取れる可能性はありますが、
先ほどお伝えした「インフレ割れ」「途中解約で元本割れ」を考えると
積立保険をかけることにリスクがありすぎます。
既に、積立保険を加入されていてる場合、
元本割れが起こってしまっても積立保険は解約。
・払い戻しを受けたお金
・毎月浮くことになった保険料
これらを投資に回す方が、経済的です。
保険は必要な保障だけを買う。
お金を増やすのであれば、保険以外で投資。
これを徹底して、自己資産を守りましょう!