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ユダヤの教え「分散こそが正義」

2023.7.14

みなさんはユダヤ人についてどのくらいご存知でしょうか?

学校で一度は、ユダヤ人迫害などを学んだのではないでしょうか。

私はユダヤ人についてほとんど知りませんでした。

しかし、数ヶ月前にユダヤの大富豪から教えを学ぶための合宿に参加し、
そこで、ユダヤ人の考え方や物事の原理原則について多くのことを学びました。

 

 

ユダヤ人を一言で表すとすれば、「世界で一番成功している民族」です。
人口は1400万人ほどしかいませんが、世界の富の40%を保有しています。

具体的なユダヤ人を挙げると、

Facebook創業者:マークザッカーバーグ
Google創業者:ラリーペイジー・セルゲンブリー
Apple創業者:スティーブ・ジョブズ
Tesla創業者:イーロンマスク
Microsoft共同創業者:ビルゲイツ
銀行の仕組みを創造した一族:ロスチャイルド一族
世界最大の石油会社:ロックフェラー一家
マクドナルド実質的創業者:レイクロック
スターバックスCEO:ハワードシュルツ
映画監督:スティーブンスピルバーグ
ノーベル物理学賞を受賞:アインシュタイン

などなど、誰もが知っている方ばかりです。

ユダヤの歴史はなんと約5000年と言われており、
今のビジネスの根本の仕組みには、ほとんど「ユダヤ人」が関係しています。
そして、ユダヤ人は特に億万長者の方が多いです。

今回は、億万長者のユダヤ人がどのような資産分散をしているのかについてお伝えしてまいります。

ユダヤ人は、最初に口座を3つ作ります。
そして、収入の割合を「4・3・3」の割合で分散します。

4割は、安定の口座
3割は、成長の口座
3割は、リスクの口座
このように口座を分散させます。

 

①安定の口座
この口座のお金は基本的に使うことはありません。
そして、以下の3つの時に備えるという理由があります。

◉有事の際の緊急の資金
何か緊急でお金が必要となる場合のため

◉お金がお金を引き寄せる
お金をたくさん持っていると銀行や証券会社からお金持ちという見られ方をして、様々な優遇があります。例として分かりやすいのは『株式のIPO』です。購入できる枠が少ないIPOは、お金持ちのお得意様の間
だけで枠が決まって終了しています。ですが、お金をたくさん持っているとなると、本来回ってこないはずの枠が回ってきたりします。

◉資金管理の判断が安定する
人はお金がなかったり追い詰められていると、正常な判断ができなくなる性質を持っています。
例えば、「絶対に1000万円貰えるボタン」と「1/2の確率で2000万円貰えるボタン」の2つがあり、どちらかひとつを選べるとすれば、ほとんどの人が「絶対に1000万円貰えるボタン」を選びます。
これは投資家的な考えとしても正解です。
しかし、借金2000万円の状態で先ほどの選択を迫られるとどうなるでしょうか?
実験の結果、ほとんどの方が「1/2の確率で2000万円貰えるボタン」を選んでしまいました。
人はお金が無くなった状態であれば、冷静な判断ができなくなってしまいます。
常に正しい判断を続けていくためには、お金が無いという状態を作らないことが重要です。
一定の現金等が手元にある状態を作れていれば、冷静な判断を続けることができるということです。

 

②成長の口座
成長の口座とは、5〜7年かけて安定にお金が増えていくものに投資をしていく口座です。
例えば、「不動産」「株式」「債券」「保険」などが該当します。
すぐに爆発的な利益は生み出しませんが、指数関数的に資産が増えていきます。

事実、世界一の投資家ウォーレンバフェットさんは、時間をかけて「コカコーラ」や「アメリカンエクスプレス」などの株式をずっと持ち続けたことによって世界一の投資家になれたと公言しています。
つまり、時間をかけてかけさえすれば、大きくお金を増やすことは誰にでもできるということです。
最終的にはこの「成長の口座」が資産を最も増やしてくれます。
ですから、必ず収入の3割を「成長の口座」に入れることが大切です。

 

③リスクの口座
リスクの口座とは、短期間でお金が爆発的に増える「ハイリスク・ハイリターンの投資」を行う口座です。
例えば、「FX」「先物取引」「Bitcoin」などが該当します。
ハイリターンなので、当たれば大きく稼ぐことができます。
しかし、逆にいうと外した時に投資した全部のお金が失われることもあります。
投資金の割合を間違えてしまうと、手持ちの資金が吹き飛んでしまうのです。
そうならないためにも、ユダヤでは資金の3割しかハイリスク・ハイリターンをしてはいけないことになっています。

 

このように、ユダヤ人は必ず資金割合を常に守り続けるからこそお金持ちとなっているのです。

資産を分散するという癖をつけないと、せっかくお金が増えたとしても全て失うという事態になりかねません。

ですから、是非、みなさんもこのユダヤの資産分散のように、
「安定」「成長」「リスク」に分けて資産分散してみてください。

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