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「Time is Money」を知る

2023.12.21

「時は金なり」
誰もが一度は聞いたことがある言葉ではないでしょうか?

これは「時間はお金と同じように貴重なもの、無為に過ごすことなく有効に活用すべき」ということを意味しています。
「時間を大切に」という考え方に異論を唱える人はほとんどいないでしょう。

ところが、実は「時は金なり」の語源となった「Time is Money」は、意味が異なることをご存知でしょうか。

そこで今回は、「Time is Money」の本当の意味についてお伝えしてまいります。

「時が金なり」とは、時間の大切さを意味することわざの一つです。
誰しもお金が大切なことは理解しているでしょう。
しかし、時間についてはその大切さを忘れがちになりがちです。
頭では時間が大切なことは理解しているものの、ネットやスマホなどで時間を浪費しても時間はゼロになるわけではないので、あまり意識していないことがほとんどだと思います。
確かに、何をしていたか分からないまま時間を無駄に過ごしてしまうと、休日が過ぎてしまった時に後悔してしまうものですが、例え後悔したとしても「明日からまた頑張ろう」と思うことができます。
これが「時は金なり」の意味です。

では、「Time is Money」とはどのような意味となるでしょう。
そもそも「Time is Money」は、アメリカ建国の父の一人にして外交官、物理学者などで活躍したベンジャミン・フランクリンの格言です。

彼が用いた「Time is Money」は、日本語の「時は金なり」とは異なり、「機会損失」という言葉で表現することができます。
機会損失とは、利益を得る機会があったが、それを得ることができなかった状態を指します。
企業活動でいうと、商品の在庫切れが機会損失の典型的な例です。
商品に対して重要があるのに、在庫が無く販売できないことは、その需要分だけの売り上げを失ったことになります。
このように考えると「Time is Money」とは、時間の使い方にも機会損失の概念が当てはまることが分かります。

先程の休日を無駄に浪費することに対し、「Time is Money」の考え方ではどうでしょう。
ダラダラ過ごした一日は機会損失だと考えられます。
仮に副業していたら、その時間は1万円の利益に繋がったかもしれません。
1万円を投資して勉強会やセミナー、書籍で勉強していたら、今後の収入が何十万、何百万円と変わってくるかもしれません。
このように、「Time is Money」とは、利益を得られる機会があったのに、それを別のことに使って逃したということになります。そして、その機会も時間も二度と戻ってくることはありません。
「Time is Money」には厳しい意味が込められているのです。

これを知ると、「時は金なり」から本当の意味が伝わってこないことが分かるはず。

「Time is Money」を日常で意識することで、二度と戻らない時間をどう使うべきか本気で考える機会が必ず増えます。もし、無駄に費やしている時間があれば、その時間を削ってやるべきことに集中して時間を使うという気持ちになるのではないでしょうか。

何を捨てて何を選ぶかは自由ですが、せっかくなら時間に流され追われる人生ではなく、自分の利益になる使い方を主体的・戦略的に選んでみましょう。

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