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60代で働く方の平均収入は?

2022.11.11

今年は、新型コロナウイルスだけではなく、
数多くの値上りがあったため、みなさんの心配も大きくなったのではないでしょうか。

経済的に苦しい状況が続き、本来定年と言われる60代になっても仕事を継続したり、
新たに仕事をはじめた方もいるのではないでしょうか。

夢のセカンドライフとはいきませんが、仕事を続けていれば生活費だけでなく貯蓄のプラスに繋がったり、
また日々の生活にメリハリが出る、健康に良い、社会とのつながりが保てる、長生きリスクを減らすことができるなど様々なメリットも考えられます。

 

今回は、60代で働く方の平均的な年収を見ながら、家計の影響などを考えていきましょう。

 

【60代の平均年収】

60代になるとパートタイムで働く方も多くなりますが、
現役時代と変わらずフルタイムで働き続ける方も少なくありません。

では、実際に60代の給与所得者はどれくらいの収入を得ているかというと・・・


出典:国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」より

▼給与所得者の平均年収
男性:60〜64歳 《537万円》
男性:65〜69歳 《423万円》

女性:60〜64歳 《262万円》
女性:65〜69歳 《216万円》

▼全体平均
男性:545万円
女性:302万円

60代の平均的な年収は男性で400〜500万円、女性で200万円台となりました。
全体平均と比べても、60代前半の男性は同程度となっており、
後半でも400万円台の収入があります。

女性は全体と比べると下がるものの、3分の2以上の収入となるため、
60歳を超えても働く方が多いでしょう。

 

【60代で働くメリット】

★資産を増やすことができる
先ほどお伝えした内容より、60代で男性は400万円ほど、
女性で200万円ほどの平均的な収入を得ることができれば、世帯年収で600万円も作ることができます。
60代では教育費を払う必要もなく、また住宅ローンを払い終えているご家庭も多いため、
まとまった資産を作ることができます。

★長生きリスクに備えることができる
「長生きリスク」とは長生きすることによって、
老後のために備えて資金が枯渇し、生活が困窮することを指します。
ちなみに日本人の平均寿命は男性81歳、女性87歳です。

一般的には65歳から年金生活がスタートし、
年金で足りない部分はこれまでの貯金で補う家庭が多いです。
となると、20年近く貯金を取り崩さないといけない状態となります。
60代で働くと、貯金を取り崩さなくてもよくなるため、メリットとなるでしょう。

 

【自分ばかりでなく、お金にも働いてもらう】

働くことで、老後生活の不安などは軽減できると思いますが、
一方で自分の「時間」を犠牲にすることになります。
現役でバリバリ働いて、定年を迎えて一息つくこともなく、
同じように働くとなると、自分のための時間を作ることがなかなか難しいです。

人生は一度なのに、仕事だけに生きるのは果たして正解なのでしょうか?

だからこそ、あわせて考えないといけないのが、
「お金自身にも働いてもらう」資産運用の検討です。

資産をしっかり働かせると、自分が働くはずだった時間は、
お金が代わりに働いてくれる状態を作ることができます。
この状態を作ると、家族や友人と過ごす時間が確保できます。

インフレが加速している今こそ、お金の知識や経験を身につけて、
お金を働かせることを実践することが大事です。

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