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エンディングノートの必要性

2022.8.19

みなさんはエンディングノートを既に準備しておりますか?
私は、20代でエンディングノートを作りました。
作ったことを妻に伝えると、「その歳で死ぬ準備しているの?」と少し驚かれましたが・・・笑

終活ノートとも言われるエンディングノートは、自分が亡くなった際に自分の財産がどれくらいあるか、
そしてそれをどのように分けて欲しいか、また葬儀の形の希望など様々な内容を記載できます。

ただし、エンディングノートには法的拘束力はないため、遺言書のように、
その内容に基づいて遺産相続を行うことはできません。
「亡くなった時にどうして欲しいか」といった内容を記載しておくことで、
遺された方に思いや意志を伝えることができ、今後出てくる問題に対応しやすくなります。

今回はエンディングノートに書く内容から、必要性についてお伝えします。

 

【内容.1 自分自身について】

同居している家族が把握している場合は特に必要ないかもしれないですが、
一人暮らしの場合や親族と離れて暮らしている場合などでは、
自分の出身地や生年月日といった基本的な内容を知らないケースもあります。

住所や連絡先だけではなく、本籍やどこで勤めていたかなども記載しておくといいです。

 

【内容.2 医療や介護について】

自分が今後、病気になった時や介護が必要になった時に備えて、
臓器提供希望の有無や延命治療希望の有無などは記載しておく必要があります。

自分が判断能力のない状態となった際には、エンディングノートの記載通りにしてもらえます。

さらに、最近は介護問題が深刻化しています。
自分に介護が必要な状態になったときに、誰に介護して欲しいか、それとも介護施設に入りたいのか、
その場合の費用は工面しているのかなどといった内容は、詳細に記載しておくことが大切です。

 

【内容.3 葬儀形式やお墓について】

今後、自分が亡くなった際にどのような葬儀方法にして欲しいのかという希望を記載しておくと、
遺された遺族の負担が軽くなることは間違い無いです。

葬儀方法の内容を調べ、自分が希望する葬儀方法と、
葬儀費用をどこから捻出するかも記載しておくと良いでしょう。
また、先祖代々のお墓に入りたいか、違う方法を選ぶかについても記載が必要です。

事前に契約した納骨場所や霊園の担当者名や連絡先などを記載しておくと、
葬儀後の納骨もスムーズに進みます。

 

【内容.4 保有している財産について】

自分が保有している財産の詳細については、親族でも知り得ないプライベートな内容です。
だからこそ、エンディングノートには必ず記載しておかないといけません。

預貯金については、どこの金融機関の口座にいくら預けているか、
また届出印の保管場所も合わせて記載しましょう。

さらに株式などといった有価証券がある場合は、
どの証券会社の口座に預けているのかを記載しておくことが大事です。

最近では、ネット銀行やネット証券を利用されている場合が多く、
届出印ではなく、ユーザーIDやパスワードが必要になります。
ネット系の金融機関を利用している場合は、ユーザーIDやパスワードを正しく記載しましょう。

さらに重要なのが保険です。
どの保険に加入しているのか、保険証書はどこで保管しているかなど、
一覧にして分かるようにすることで、遺された方が手続きがしやすくなります。

 

【内容.5 各種連絡先について】
自分に何かあった時に連絡して欲しい知人や友人も記載しておきましょう。
知人や友人の関係性なども記載できるようになっています。
どのような時に連絡して欲しいかまで記載しておくと親切です。

また、保険関係について、担当者への連絡が必要であれば、
担当者名や連絡先もきちんと記載しておくようにしてください。

 

【エンディングノート作成のメリット】

エンディングノートを作成するメリットは、遺された人の負担を減らせることです。
同時に、現在の自分の状況が把握でき、今後自分がどのように生きるかを再考するきっかけにもなります。
この世でやり残しのない最期を迎えるためにも、
エンディングノートを作成する意義は十分にあると言えるでしょう。

エンディングノートは、一度記載して終わりではなく、
定期的に見直しを行い、変更部分があると常に修正していくものです。

誰しもいつかは亡くなってしまいますが、自分が亡くなった時、
大切な家族を困らせないためにも、エンディングノートを作成しておきましょう。

 

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