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株式市場で勝つための1つの法則

2022.8.4

今と10年前と比べて、投資がより身近になっていると感じる方は多いと思います。
株式、投資信託、不動産、債券など、自分に必要な投資を既に初めている方は多いです。

投資で元金を増やすことが一番の目的と言えますが、
未来を予測するのは、非常に困難です。

隣にドラえもんがいてくれたら、未来のことが完全に分かりますが、
残念ながらそんな現実はないですよね。

ですが、簡単なことではないですが、
未来をある程度予測することは可能です。

 

【未来予測は神経衰弱】
私がイメージするのは、トランプの「神経衰弱」です。
未来を「まだ捲られていないトランプのカードがたくさん並ぶ状態」だとすると、
私たちが日々、さまざまな情報を見たり聞いたりすることは、
カードの1枚がめくられて「そのカードが何か」を知ることと似ています。

トランプが全てめくられていなくても、何枚かのめくられたカードを確認することにより、
「全体の中でまだめくられていないカードはなんなのか」を予測できます。

「場に出ているカード」と「手元のカード」を見ながら、
自分の周囲や対峙している相手にこれから何が起きるのかを考えるのです。

もちろん、未来予測にはゲームとは異なる不確定要因があります。
例えば、自然災害や大きな事故、パンデミックなどが起こると、
前提を変えて予測を修正しなければなりません。

トランプに例えていることから分かるように、
私は自分の「先を読む思考力」が完全なものだとは思っていません。
未来を余録しようとするときは、ほとんど真っ暗な闇にいるようなものです。

しかし暗闇の中でも幾筋か、光の筋を見つけることはできます。
その光の筋を束ね合わせ、「確実に近い未来」や「起きる可能性が高い未来」を見出していくのです。

そしてそのように日々を重ねていくことによって、
結果的に正しい道を選んで歩んでいけるのではないかと思うのです。

「先を読む思考力」を鍛えて未来を予測しようとし続ける人は、
努力しない人やあてずっぽうで生きている人よりも、ビジネスや投資で成功しやすいです。

 

【短期は読めないが、中長期は予測できる】
どんなプロの投資家でも、短期的な株価の動きを正確に予測することは非常に難しいことです。

日々の株価は、政治家の動きや自然災害などの外部要因で大きく動きます。
ですので、「明日の株価が上がるか下がるか」はわかりません。
同様に、3ヶ月後や半年後の株価もほとんど予測がつかないです。

しかし2年後、3年後の株価となると、話は変わります。
ぼんやりとではありますが、長期であれば株価がどれくらいになるか予測できます。

株式投資されている方はご存知だと思いますが、
株価は「株価=EPS(1株あたりの利益)×PER(株価収益率)」という式で表せます。

PERは金利や為替、市場などの外部要因や銘柄の人気で大きく変わります。
一方、EPSは企業の工夫や頑張りによって決まるものです。
そして、株価は短期的には外部要因や人気によって左右されますが、
中長期で見るとEPSにほとんど連動しています。

つまり、株価は半年くらいのスパンで見れば、
「たまたま3割上がる」ことや「なぜか半値になる」こともあり得ますが、
2、3年経てば、利益が2倍になった会社の株価は概ね2倍となり、
利益が3分の1となった会社の株価は概ね3分の1となるわけです。

これは、有名な会社か無名な会社などは関係ありません。
株式市場というのは、冷徹なまでに企業業績によって決まっています。

これを知っていると、株価の「先を読む」方法が実は非常にシンプルということがわかるでしょう。

企業の利益がどんどん増える場合とは、
お客さまの数が増えたり、値上げが成功するなどのケースです。

もちろん、コストを下げてできるだけ利益を残す方法もありますが、
昨年より今年、今年よりも来年、より多くの人が多くのお金を払ってくれるようになれば、
企業業績は右肩上がりに伸び、結果として株価も右肩上がりとなります。

お客さまから評価を受けて利益を伸ばす会社は、
短期的な株価については上がるか下がるか不明確ですが、
中長期においては利益に応じて株価が上がります。

株式投資において「長期で投資することが必要」というのは、このためです。

 

【株式市場で勝つための1つの法則】
株式市場で勝つための法則が、たった1つだけあります。

それは、「安く買って、高く売ること」です。
安く買って高く売ることができれば、誰でも必ず儲けることができます。

「そんなこと当たり前だ!」と思われた方も多いのではないでしょうか?

ところが人間の心理というのは面白いもので、
株式投資をしていると、多くの方が「高く買って、安く売る」ことをしてしまいがちです。

勝つためには「安く買って、高く売る」ことが必須とわかっているなら、
「株価が下がった時ほど強気になって株を買うべき」であり、
「株価が上がった時ほど弱気になって売るべき」ということになります。

しかし株価が上がると「もっと上がるはずだ」と思って買いたくなり、
買った株が値下がりすればするほど「もっと下がってしまう」と不安になり、
売りたくなるのが人間なのです。

株式投資は、誰もが投資をしたくなかった時に買い、
みんなが株を買う時に売ることが長期的に大切なポイントです。

投資家はこれを繰り返しているので、利益をさらに増やすことができ、
さまざな格差を生んでいくのです。

「みんなが勝っているから買う、売っているから売る」ような状態では、
株式市場では上手くいかない人が多いです。

どんな状況でも、「安く買って、高く売る」ことを実行してください。

 

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