投資リスクを減らす3つの方法
2022.5.31
日本証券業協会が2021年に実施した証券投資に関する全国調査によると、
つみたてNISAの認知度は46.3%と、
前回(2018年度)の調査時と比べて15.1%の上昇を見せており、
世間的に投資信託の認知度が高まってきていることが分かります。
今年の4月から導入された「金融教育」で
さらに多くの方の認知度は向上していくことでしょう。
既に投資を始められている方とそうでない方がいると思いますが、
投資はいかに「リスク回避を行うか」が重要です。
今回は「高校生向け 金融経済教育指導教材」に取り上げられている
投資のリスクを減らす方法についてお伝えします。
【投資のリスクを減らす3つの方法】
①長期投資
これは、ご存知の方も多いと思います。
投資を長期間続けると、分散投資や複利の効果が相まって、
結果的に元本割れする可能性が低減できます。
複利効果とは、運用で得た利益を当初の元本にプラスして
再び投資することにより、利益が雪だるま式に増えることです。
※出所:金融庁「高校向け 金融経済教育指導教材
第4章「貯める・増やす」参考編」より
②積立投資
投資信託は価格が上下するので、一度にまとめて投資する場合、
「高い時に買ってしまった」「安い時に買っておけばよかった」
というように、投資のタイミングを見極めることが難しいです。
「価格が高い」や「価格が安い」タイミングは、
時が経って振り返ってからでしか分かりません。
これに対し、一定金額を定期的に投資する積立投資なら、
価格が高い時には購入量(口数)を少なく、
価格が安い時には購入量(口数)を多くすることができるので、
結果として平均した時の価格を下げる効果が期待できるのです。
※出所:金融庁「高校向け 金融経済教育指導教材
第4章「貯める・増やす」参考編」より
③分散投資
一つの資産だけに投資するより、「株式」と「債券」、
「実物資産」などを組み合わせるなど、
値動きの異なる複数の資産に分散投資を行うことで、
価格の変動がより小さくなり、リスク軽減することができます。
さらに株では、「先進国株」「新興国株」といった具合に
投資先の地域を分散することで、安定的に世界経済の成長利益を
得ることが期待できます。
※出所:金融庁「高校向け 金融経済教育指導教材
第4章「貯める・増やす」参考編」より
分散投資は、投資できる余剰資金によって異なると考えられますので、
無理のない範囲で分散させることが大切です。
投資はリスクが付き物ですが、
「長期投資」「積立投資」「分散投資」を活用することで、
リスクを軽減させることができます。
これから投資をする方は、是非この3つを取り入れましょう!
みなさんのより良い資産運用のために。