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アクティブ型とインデックス型

2022.4.21

コロナ騒動が始まり、投資をスタートされた方は多いです。

現に、積立型の少額投資非課税制度(積立NISA)の口座数は、
20年3月末の約219万から21年9月末には472万と2.2倍に増えています。

20代〜30代が半分素占めており、この右肩上がりは今後も継続する見通しです。

特に積立NISAは、「​ドルコスト平均法​」を活用し、
長期保有することで、強みが発揮されるものです。

お金を運用する際は、良い金融商品に投資することが重要です。
金融商品を見極めるポイントとしては・・・

​パフォーマンス(利回り)​
リスク
プライス(値段)

この3つを考慮した上で、選択しなければいけないです。

「投資だから、とにかくこの数年の利回りが高いものが良い」

この考えだけで選択していないでしょうか?

しっかり値段(管理費用)や、リスクも考慮した上で決断しましょう。

以前、ブログで発信した
シャープレシオ」が判断する上では必要不可欠です。

投資には、アクティブ型とインデックス型があります。
それぞれの特徴をインターネットで検索すると・・・

【アクティブ型】
運用者:ファンドマネージャーが行う
運用目標:指数(インデックス)を上回る
組入銘柄:調査や分析を通じて優良な銘柄を厳選
手数料:高い

【インデックス型】
運用者:AIが行う
運用目標:指数(インデックス)に連動する
組入銘柄:指数と同様の構成
手数料:低い

と表示されます。
投資だから、手数料を多く支払っても、
インデックスを上回るアクティブ型が良いと思われる方も多いでしょう。

しかし、ここには大きな落とし穴があります。

アクティブ型は、インデックスを上回ると言われていますが、
現に下回ることも多く、マイナス実績でも高い手数料は差し引かれます。
運用が良い状況でも、高い手数料が取られてしまう。
これがアクティブ型です。

一方、インデックス型はAIがほとんど行うので保守的ですが、
それでも平均運用では4%ぐらいの利回りを出しています。
手数料はかかりますが、純粋に近い利益となるため、
現在は、アクティブ型より上回ることが普通となっております。

全体的に見ると、投資信託の中では、
アクティブ型がインデックス型に勝てている商品はほとんどないです。

また、今では「クローゼット・トラッカー」が問題となっています。
クローゼット・トラッカーとは、アクティブ運用を行うとしているファンドにも関わらず、
実際にはインデックス運用またはそれに近い運用をしているファンドのことです。
これらのファンドは指標を上回る運用を目指すと運用方針に掲げ、
高い信託報酬を徴収しているのにも関わらず、実際にはインデックス型ファンドと
変わらないポートフォリを構成しているという問題です。

簡単にいうと、ぼったくりの運用です。

自分の運用は、アクティブ型だと思っていると、
実は、隠れインデックス型だったということも普通にあります。
運用の中身を全て理解することは難しいからです。

大手金融会社などでも行われているので、
高い手数料を取られていることに気づかない場合が多いです。

だからこそ、

パフォーマンス(利回り)
リスク
プライス(値段)

この3つを取り入れ、他の商品と比較をしないといけません。

大切な資産を運用する場合は、
いろいろな面から考え選択するようにしましょう。

 

 

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