70代の就業率
2022.6.27
みなさんは定年後にどのような生活を送るか、計画されておりますか?
定年でリタイア、就業継続など様々だと思います。
どの選択をされたとしても定年後にお金の悩みは付き物です。
今回は、70代の就業率についてお伝えします。
厚生労働省「令和3年版高齢社会白書」より、
70代の就業率について2010年〜2020年の推移です。
出典:厚生労働省「令和3年版高齢社会白書」より
2010年〜2020年で就業率は大きく変化しております。
【70歳〜74歳】では、22.0%(2010年)に対し、
32.5%(2020年)に上昇しております。
10人に3人は就業されております。
【75歳以上】では、8.3%(2010年)に対し、
10.4%(2020年)に上昇しております。
10人に1人は就業されております。
70代で働く方は意外と多いと感じられたのではないでしょうか。
定年後に働かれる方は、年々増加しており、
少子高齢化が進むこれからは、さらに増えるが想定されます。
働く理由としては、「資産を取り崩し続けるの不安」や「年金だけの生活が難しい」が多いです。
その他にも、「やることがないため働く」「健康のため」という意見もありました。
年齢だけでは生活ができない時代と言われていますが、
70代の平均的な国民年金と厚生年金の受給額は以下となります。
出典:厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」より
受け取りのタイミングで増減はあるものの、
70代の平均受取額では、厚生年金は約14万円、国民年金は約5万円でした。
生活費が年金受取額を上回ると、貯金の切り崩しや就業が必要になるため、
就業を選択されるケースが増えます。
体がずっと健康であれば良いものの、
いつまで元気で健康にいられるかは人それぞれです。
定年後にリタイアするか就業するか、
どちらも選択できる状態を作ることができればベストです。
そのために資産を形成し、少しでもお金の不安を取り除くことが重要です。