銀行預金はお金を減らす行為
2024.6.5
新NISAが始まった2024年ですが、
日本では「現金・預金」の保有が、家計の資産構成割合の50%を超えています。
「現金・預金」で保有することはお金の価値を下げてしまうということです。
これに気づかないと損をし続けてしまいます。
仮にあなたが銀行に100万円預けていたとします。
現在の銀行預金の普通預金の金利は0.02%。
この100万円が2倍の金額になるためには何年必要でしょうか?
答えは、約3500年です。
この期間生き続けれる人はいません。
「お金が減りさえしなければいい」と考える人も多いですが、その場合に困ることが出ます。
それは、生活する上で必要となる食料品や日用品、公共料金などのサービス料金が上がることです。
銀行預金で貯金するだけでは、お金は実質的に減ってしまうのです。
コンビニで鮭のおにぎりを買うと値段は138円です。
お金を払いながら、食品の値段が上がってきていることを実感するでしょう。
1年前は123円で買えていたため、そう感じるのも無理もありません。
鮭おにぎりの値段は、10%以上値上がりしているのです。
話をわかりやすくするためにあえて極端な話をしますが、
仮に1個100円だったおにぎりの値段が、これから10年間10%ずつ値上がりしていくとするとお金の価値はどうなるでしょう。
鬼議えいの値段は1個259円になり、100万円で1万個変えていたおにぎりは、10年後には3861個しか買うことが出来なくなってしまうのです。
10年後に同じ1万個のおにぎりを買うためには、今の100万円を物価上昇を上回る金額の259万円までお金を増やしておかないといけません。
出典:「社会をよくする投資入門 経済的リターンと社会的インパクトの両立」より
これが物価上昇に強い投資が必要とされる理由です。
インフレ率以上にお金を働かせないと資産が減り続けます。
ですから、銀行預金はお金を減らす行為となるのです。