転職理由とお金の関係性
2022.4.4
私は以前、人材会社で営業職を経験しておりました。
「正社員/契約社員」の転職斡旋を行う人材紹介業でしたが、
これまでに約2000人の方を担当しました。
10代から70代の方やあらゆる業界のサポートに携わってきました。
その中で感じた「転職理由とお金の関係性」についてお伝えします。
全体的な転職市場ですが、
10代&20代:約48%
30代&40代:約37%
50代以上 :約15%
このようなデータが表れていました。
転職は、年齢が上がると企業からのニーズが下がり、
特に「経験」や「資格」が重視されます。
転職希望者の多い転職理由は、
「現職の不満」「市場価値の向上」「将来の不安」
「評価の正当性」「給与アップ」などがあげられます。
年代別の転職理由では・・・
10代:とにかく稼げる、将来的に安定している会社に入る、
幅広い経験を積みたい・・・など
20代:同世代より高い給与を貰いたい、現職と違う業界に携わりたい
手に職をつけたい、新しいことにチャレンジしたい・・・など
30代:昇進ができる環境を求め、家を買うために転勤を避けたい、
年収を上げたい、今の会社より活躍できる場所に行きたい・・・など
40代:子供の学費を考えて年収アップさせたい、役職につきたい、
資格や経験を活かすことができる、定年まで安心して働きたい・・・など
50代:定年で年収が下がることを回避したい、今より業務負担を下げたい、
教育・指導側で仕事がしたい・・・など
60代:定年で年収は下がったが、まだ学費が必要なので働きたい、
働きたいがアルバイトは嫌だ、現職で早期退職を勧められた・・・など
70代:時間を有効に使いたい、年金だけでは不安・・・など
年代別で、転職理由の背景が大きく異なっておりました。
特に30代以上となると、家族や子供、親の介護が転職理由に関わっていました。
50代で定年が近づくと、
「これまでの給与が半分以下になり、年金を受給できるまでの生活に影響が出る」
「貯蓄をしているものの、ここからはずっと貯蓄を切り崩す生活をしなくてはいけない」
「定年前後では就職先が狭き門になり、なかなか満足できる仕事が見つからない」
ここが圧倒的に多かったと思います。
数十年先でも、この問題を解決することは難しいとされています。
では、定年を迎えるまでに何をしないといけないかというと、
不労所得を作ることです。
(労働の直接的対価として得る賃金・報酬以外による所得)
外国の方は、不労所得を作る方が多く、
定年後は他国に旅行に行き、趣味ややりたいことに力を注ぐことができています。
日本でも不労所得を作ることができると、
「経済的自立」「理想の生活」が実現でき、
転職とは無縁の状態となることができます。
だから、仕事をする中で、
不労所得を形成することにシフトしなくてはいけないです。
定年後でも、対策をうつことはできます。
「時間」「労働」「将来の不安」
から解放される未来を目指して・・・