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資産形成に必要なのは、学歴ではなくマネーリテラシー

2024.4.3

マネーリテラシーとは、金融や経済に関する知識や判断力のことです。
資産運用にはもちろん、経済的に自立し、令和の時代を生きていくために欠かせません。
ところが、その重要性の割にしっかり身につけている人は意外に少ないのです。

学歴が高い人が必ずしも資産形成を上手に行っているわけではありません。
それは、マネーリテラシーを今まで誰からも学ぶ機会がなかったからだと思いますf。
日本は昔から「お金の話をすることはタブー」のような風潮が残っていることが影響しているのでしょう。
ですから、マネーリテラシーを身につけるためには自分で情報を取りに行かないといけません。

一言でマネーリテラシーと言っても広いですが、絶対に知っておかないといけない部分を取り上げます。

✴︎税金
サラリーマンの方は給与から源泉徴収されているので、税金のことを考える必要性はあまりないです。
ですが、調べていくと意外と払い過ぎている税金があったりします。
また退職等で退職金が発生するタイミングでは必ず知識があった方が損をすることがないでしょう。
払い過ぎた税金は自ら申告しないと取り戻すことができません。

✴︎社会保障制度
保険を検討する際、国の社会保障制度を理解してからにしましょう。
日本の社会保障は充実しています。
それを知らずに民間の保険を契約すると、必要以上の保障を付けてしまい余分なお金を支払うこととなってしまいます。現に日本では生命保険や医療保険で必要以上の内容に加入されている方が非常に多いです。

✴︎NISA
株式投資や投資信託で、運用益の非課税枠を利用できる制度です。
通常、株式投資うあ投資信託の利益には20.315%の税金が発生します。
投資をしていて運用益に課税されないというのは非常にメリットがある制度でしょう。

✴︎複利の効果
運用で得た利益を上乗せして再び投資をすることです。
長期になればなるほどこの効果は何倍にもなり、よく雪だるま式に大きくなるとも言われています。
投資に複利は欠かせないため、単利との違いも知っておくことが大事でしょう。

✴︎リスク
投資にはリスクが付きものです。
「信用リスク」「流動性リスク」「金利変動リスク」「為替変動リスク」「株価変動リスク」
少なくとも投資にはこれだけのリスクが発生します。
投資=リスクをとってお金を増やすことと理解されている方は多いですが、
投資=リスクを減らしてお金を増やすこととすることが重要です。

マネーリテラシーを身につけると「お金の流れのイメージ」を持つことができるようになります。
どうやって商品が販売されているのか、どのように購買意欲がかき立てられているのか、誰が利益を得ているか、最終的に徳をしているのは誰かなど。
きちんと理解することができれば、社会の構造がわかるようになってきます。

今まで積み上げてきたお金の知識は、間違いないく資産に繋がります。
なぜなら、知識の資産がなければ効率的に資産形成することができず、金融資産を積み上げることもできないからです。
お金は資産そのものですが、お金を作るための知識も資産そのものです。

では、知識を積み上げるためには何をしなければいけないでしょうか。
基本的なこの3つを意識してみてください。

✴︎新しい情報を吸収し続ける
常に本やネットからたくさんの情報を吸収し続けることで、より知識が深まります。
また、情報を追い続けることで思いもしなかったような新しい情報と出会うきっかけにも繋がるでしょう。
お金は生ものなのでお金に関する制度は刻々と変化します。
国の制度変更や新しい分野の資産など、知らないことで損をすることなくチャンスを逃さないためにも継続して学ぶことが重要です。

✴︎自分に必要なお金の「ジャンル」を常に意識する
今必要とする情報も大事ですが、ライフステージが変わることで、それに合わせてお金の知識も変えていかないといけません。近い将来必要となる情報はあらかじめ知っておくことで事前の備えや対策にも繋がることはできます。
また自分に必要な「ジャンル」を常に意識しておくことで、何気ない日常の中にそれが関わる情報なども自然に注目することができるようになるので、実践することがおすすめです。

✴︎苦手意識のあるジャンルは、簡単なものから情報収集
誰にでも苦手なジャンルはあると思います。
だからといって、いつまでも避けて通るわけにはいきません。
避ければ避けるほど損をする可能性があります。
ですから、最初は簡単なものでも良いので、情報を集める努力をする必要があります。
苦手意識のあるジャンルは特に、周囲の詳しい人から情報を得ることが大切です。

お金の知識がある人はたくさんのことを知っているので、お金に使われることなくお金を使います。
「知らなくて損をした」より「知っていたから損をしなかった」と言える状態を作っていきましょう。

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