背景を知ることが大切
2023.3.15
先日、SVB(米シリコンバレー銀行)が破綻しました。
このニュースは、金融業界に大きな衝撃を与えたことでしょう。
これによって、SVBにお金を預けていない方も不安を抱いたのではないでしょうか。
私もテレビのニュースを見ましたが、
限られた時間の中の報道ですので、SVB破綻というインパクトはあったものの、
詳細を全て伝えられていなかったように思います。
SVB破綻について簡単にお伝えします。
SVBは、総資産ベースで全米16位の金融機関であり、
リーマンショック後では、最大規模の金融機関の破綻となります。
リーマンショック後では、最大規模の金融機関の破綻となります。
SVBの顧客は主に日本で言うところのベンチャー企業または新興企業などの法人でしたが、
それらの企業は資金需要が低かったため、SVBは預金の多くで米国債や住宅ローン担保証券(MBS)などの債券を購入していました。
それらの企業は資金需要が低かったため、SVBは預金の多くで米国債や住宅ローン担保証券(MBS)などの債券を購入していました。
その結果、昨年のFRBの急速な利上げによる影響で、保有する債券は含み損になっていました。
一方、顧客であるベンチャー企業または新興企業も、金利上昇によって新たな資金調達に苦戦し、それらがSVBからの預金流失に拍車をかけ、SVBは含み損であった債券を売却して現金化しなければいけない状況となりました。
そして、そのことが信用不安に繋がり、顧客が相次いで預金を引き出した結果、同行は破綻してしまいました。
また、米国政府が同社の経営権を握り、
預金者保護に動いたため、預金は全額保全されるとみられています。
預金者保護に動いたため、預金は全額保全されるとみられています。
破綻したことに変わりはありませんが、
起きたことの背景や中身をきちんと知ると不安も少し解消できるのではないでしょうか。
また、知ることで必要な対策も打つことができるでしょう。
起きたことの背景や中身をきちんと知ると不安も少し解消できるのではないでしょうか。
また、知ることで必要な対策も打つことができるでしょう。
今回は、SVBを例として挙げましたが、背景や真実を知らないといけないことばかりです。
テレビやスマホアプリのニュースだけを鵜呑みすることは、非常に危険です。
情報は資金を出す方の采配によってコントロールされていますので・・・。
実際にYouTubeで解説されているのの方がより分かりやすく、
事実を伝えてくれることが多々ありますよね。
大切なことは背景や事実を知るために、いくつかの情報を取りにいくことです。