日本の借金は国民の借金なのか
2023.3.6
日本は「国の借金が増え、国民1人あたりの借金が1000万円になる」と
テレビのニュースなどで聞いたことがあるのではないでしょうか?
実はこれ、正しくありません。
国の借金とは、正しくは「日本政府の借金」であり、国民の借金ではありません。
日本の国債は、日本銀行や金融機関が購入しており、そのお金は元々は国民のお金です。
つまり、国民が政府にお金を貸しているのであり、国民が借金しているわけではないのです。
また、日本は世界でもトップクラスの債務国であり、
このままでは破綻してしまうと言われることがありますが、
政府と日銀には通貨発行権があるため、借金を期限までに必ず返済することができます。
政府の債務はほぼすべて円建てであるため、
債務不履行(デフォルト)に陥ることはありません。
海外でのデフォルトは、自国以外の通貨の債務に対して、
その通貨で返済ができない場合に起こってしまいます。
日本のメディアでの報道も誤解を与えるような言い方をすることが多々あります。
正しくニュースを理解することで、本質を捉えることができるのです。