年代別の貯蓄と内訳
2022.4.19
みなさんは、ひとまずの貯蓄目標をどれぐらいで考えられていますか?
年代によりますが、1000万〜5000万で考えられる方が多いのではないでしょうか。
貯蓄は、いくらあれば絶対に大丈夫という指標はなく、
家庭ごとに支出が大きく変わるため、貯蓄目標が曖昧になります。
今回は、世代ごとの貯蓄の内訳を見ながら、
平均値がどのぐらいかをお伝えしてまいります。
総務省が2020年5月に公表した「家計調査報告(貯蓄・負債編)
-2020(令和2年)平均結果-(二人以上の世帯)」によると、
世帯当たりの貯蓄額は以下の通りです。
・1世帯当たり貯蓄現在高:1791万円
・貯蓄保有世帯の中央値 :1061万円
いずれも1000万円を超えている状況です。
貯蓄現在高、1791万円の内訳は以下となります。
出所:家計調査報告(貯蓄・負債編)-2020(令和2年)平均結果-(二人以上の世帯)」
・通貨性預貯金:556万円
・定期性預貯金:607万円
・生命保険など:357万円
・有価証券:240万円
・金融機関外:31万円
※通貨性預貯金…普通預金、当座預金など
定期性預貯金…定期預金、積立預金など
この貯蓄の平均値は年代別で大きく異なります。
【20代】376万円
【30代】760万円
【40代】1081万円
【50代】1703万円
【60代】2384万円
【70代】2259万円
40代で平均の1000万円を超え、
60代までは年々貯蓄額が増えております。
また60代では退職金や相続などでまとまったお金が入る時期となるため、
特に増える機会が多くなっております。
みなさんの貯蓄は平均値以上でしたでしょうか?
上記の内訳でも明らかとなったように、
普通預金や定期預金で資産の60%以上を保有している状況です。
金融機関の利子がほとんどつかないところでお金を保有していても、
なかなか貯蓄が増えないということです。
将来的なお金の悩みを解消するために、
正しいお金の置き場所を検討することが必要です。