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平均年収からわかる世界との差

2022.6.10

みなさんは日本の平均年収額をご存知でしょうか?

国税庁の民間給与実態調査統計では、
令和2年の平均年収は433万円とのとこでした。


出所:厚生労働省

実は日本の平均年収は、30年以上も大きく変化していないとう実態があります。
時代は昭和、平成、令和と変化し、色々な技術革新も進んでいるのに
豊かさは全く変わっていないということが現実です。

 

 

【平均年収の世帯割合】

次に、平均年収400万円世帯は何割かという部分についてみていきましょう。


出所:国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査より

給与所得者の総数5245万人のうち、
年収400万円超500万円以下に該当するのは764万3000人。
割合にすると14.6%です。

割合がもっとも多いのは、年収300万超400万円以下の913万人(17.4%)でした。
このボリュームゾーンを含む年収400万円以下の人の割合は55.1%と半数以上にのぼります。

通常であれば、国は衰退しないためには経済成長が不可欠であり、
経済成長に合わせて物価や賃金も上昇していかないといけません。
ところが過去30年間、平均年収がほとんど変わっていない。
これがまさに日本の現状です。

 

 

【世界との差】

経済協力開発機構(OECD)が公表する世界の平均データを見ると、
日本の平均年収は35カ国中22位。
主要7カ国(アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・イタリア・日本・カナダ)
においては、下から2番目に位置しています。
世界経済は、日本とは対照的に成長し続けています。


出典:OECD 「平均賃金」

2020年の平均賃金トップはアメリカで、6万9392ドルです。
2020年の時は1ドル約110円だったので、日本円に換算した場合、
平均年収は約760万円となっております。

ちなみに2位からはアイルランド、ルクセンブルク、スイスなど北欧諸国がなお連ねており、
この3カ国も6万ドル(約660万円)を超している状態です。

一方、日本といえば22位の3万8515ドルで、

韓国の4万1960ドルと比較しても3445ドル(約38万円)低い年収水準となります。

日本は世界第3位の経済大国といわれていますが、
この30年間で平均水準が変わっていないため、
これから先も「日本は豊かな国だ」といえるかは疑問です。

年収が400万といっても、独身か既婚かによって異なりますが、
手取りがくはざっくり320万程度となります。
税金・年金保険料・健康保険料などの名目で、給与から約20%程度が差し引きされるからです。

この普段気に留めない20%の差し引きですが、少子高齢化や非正規雇用の増加などで
社会保険料の財源が確保できなければ今以上に国民負担が増えることは避けられません。

仮に、税率や各保険料の引き上げなどで25%差し引きされると、
手取りは300万円になる可能性もあります。

今年は、激しい物価上昇が起こっており、
多少なりとも生活に影響が出ることは避けられないでしょう。

 

では、生活を豊かにするためにどうすればよいか?

 

 

それは、「お金を働かせること」です。

以前もお伝えしたように、「お金は人の5倍」働きます。
すぐに年収を上げることは困難なため、その分お金に働いてもらう。
年収が上がらなくても、資産が増えることで不安は少しずつ解消されます。

インフレ負けしない資産が作れていると、より怖くないですよね?

 

お金を働かせるためには、「時間」が必要。
後になって悔やまないために「今の選択」が何よりも重要です。

 

 

 

 

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