富裕層から学ぶ、お金に対する考え方
2022.5.25
コロナが発足して、資産運用を始められた方が増加しました。
しかし、資産運用を始めたものの、
うまくいっている方とそうでない方がいます。
資産運用は、まず何で運用するかが大切ですが、
それだけでなく、運用に対する考え方も非常に大切です。
今回は、富裕層のお金に対する考え方をいくつかお伝えします。
まず日本では、富裕層の方々がほとんど資産家となります。
出所:国税庁「国税庁統計年報書」、総務省「全国消費実態調査」、厚生労働省「人口動態調査」、
国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将来推計」、東証「TOPIX」および「NRI生活者1万人アンケート調査(金融編)」、「NRI富裕層アンケート調査」などからNRI推計。
上記より、「富裕層」は1億円以上5億円未満の純金融資産保有額がある世帯です。
5000万円以上1億円未満を「準富裕層」、5億円以上を「超富裕層」と呼びます。
日本では約2%の世帯が富裕層に該当します。
【富裕層のお金に対する考え方】
①「目標額を決めて、貯金を継続できる」
何事もそうですが、目標がないと最初の一歩も始まりません。
お金が貯まる人は、「自分が何をしたいのか、
そのためにはいくらの準備が必要なのか」という目標が明確になっております。
資産運用において「ゴール・ベース・アプローチ」という言葉があります。
これは、目標を決めてその目標に対して、どのように形を作るかという考え方です。
ですから、目標をまず明確にすることが必要です。
②「誰に対しても物腰が柔らかく、丁寧に対応する」
人は、年齢を重ねれば経験も積みますし、知識も豊富になります。
その結果、驕りや傲慢さが出てくる人もいると思います。
しかし、富裕層や資産家の共通項としては、
「他人から情報を引き出すのがうまい」、
そして「自然と情報を手にすることができていた」という人が多いです。
さらに富裕層の人たちは、自分たちよりも経験が足りていない人に対して、
丁寧に対応してくれた人が多かったように思います。
その余裕があり、丁寧な姿勢でいるからこそ、不思議といい情報が集まりやすく、
結果として資産運用も上手くいくことに繋がっています。
③「ストレス耐性が高い」
毎月コツコツと預貯金していても、
仕事や日々の暮らしの中で思うようにいかないことは誰しも一緒です。
ただ、お金が貯まる人の多くは「様々なことがあってもぶれない人」です。
これを言い換えるとストレス耐性が強い人が多いということです。
「金持ち喧嘩せず」とはよく言ったもので、
お金の余裕がある人は、多少のことで気持ちの振れが小さく、
結果として冷静な判断ができる人が多かったです。
資産形成や資産運用には、時間がかかります。
ストレス耐性が高いと、資産運用の長い時間の中で心のブレが小さく、
一貫した姿勢を保つことができ、良い結果的をもたらします。
だからこそ、多少悪い状態でも我慢し、
目先のことだけに捉われない自分を作ることが必要です。
富裕層の多くは、このような考え方を持ち、
しっかりと資産を作ってこられています。
これから作る資産は、何のために作るのか。
また形成した資産をどのように使うべきか。
これらをまず考え、行動に移すことが大切です!