偉大なる複利の力
2022.4.14
複利の力は偉大です。
少し歴史の話をしますが、
豊臣秀吉に御伽衆として仕えた
曽呂利新左衛門(そろり しんざえもん)の逸話はご存知でしょうか?
豊臣秀吉が曽呂利新左衛門の功績に報いるため、
なんでも欲しいものをあげようと言った際、
新左衛門は「1日目は米1粒、2日目は2粒、3日目は4粒、次の日は8粒・・・と
前の日の2倍の米粒を次の日にというように100日間だけで構わない」と言いました。
すると秀吉は「そんな小さな望みでいいのか」と言い、
新左衛門の頼みに対して笑いました。
1日目は米1粒、2日目は2粒、3日目は4粒。
16日目に、やっと32,768粒となり、茶碗8杯分。
これで1日に家族で食べるくらいの量になりました。
秀吉の家来たちは「せっかくの褒美なのに勿体無い」と笑います。
しかし、20日経つ頃には524,288粒に。
これは米10キロに相当します。
24日目には、8,388,608粒になり、
米俵4俵ほどの量に。
驚いた秀吉は、100日目に何粒になるかを家来等に計算させました。
すると・・・
633,825,300,114,114,700,748,351,602,688粒に!
日本中の米を集めても足りない量となりました。
秀吉は、新左衛門の賢さにしてやられたという話です。
初めは1粒でも、10日を過ぎれば1,024倍・2048倍・4096倍と
増え方のスピードば一気に変わり、
100日経つと信じられないほどの数になってしまう。
このような小さな力を使って、数が数を生む。
この考え方を「複利」と呼びます。
かのアインシュタインも
「複利は人勢の最大の発明だ。」と絶賛しています。
複利の力は、資産つくるために非常に重要です。
最初は少額でも、少しずつ積み重ねることにより、
時間の経過とともにどんどん資産が膨らんでいきます。
世界全体ではこの複利の力を使い、
資産運用で莫大な資産家になられた方はたくさんいます。
大切なことは少額からでも、
複利の力を使って資産形成をすることです。
是非、人類最大の発明を活用していきましょう!