リスクを取ることがリターンの始まり
2023.6.29
ある一定の資産を持つ「投資家」や「資産家」は、お金について悩むことがないと思っていませんか?
実は、お金について悩まない方はいません。
私が先日知り合った資産を100億円以上保有している資産家でも、
資産が99億円台になった途端、お金の不安が出ると仰っていました。
こちらからすれば、それほど資産を持っているのに・・・と思ってしまいます。
そして、お金の不安が出た資産家は、リスクを取り資産を増やすことを実行します。
このように、多くの資産を保有する方に共通しているのは「リスクを取る」ということでしょう。
近年は、投資を始める方が増えています。
投資初心者は、必ず資産を形成する時期と認識しなければなりません。
要するに、いかに長期目線でコツコツ継続するかにかかっています。
投資初心者は、誰もが最初から莫大な資産を持つ資産家ではないので、
「資産を失うこと」を恐れることなくチャレンジし、運用の楽しさを味わうチャンスも体験することができます。
リスクとリターンを体験することは、リスクをとった結果のリターンを得ることです。
リターンを1度経験すると、2度目、3度目とリスクを取ろうとします。
このようにリスクが当たり前になっていくことこそが、リターンの始まりなのです。
そうしたリスク・リターンの関係を実感すると、お金はコツコツと増えていきます。
特に、長期積み立て運用をしていると十分に実感できるでしょう。
「物事にとらわれた生き方」から「不要なものを切る生き方」へとシフトすることができれば、経済的自由は必ず生まれます。日本人は勤勉ですから、組織や自分の立場、環境など、すぐに計算ありきで物事を考えてしまいます。それを取り払うことができれば、リスクとリターンに対する印象は変わります。
だからこそ、まずはチャレンジできるかだけを考えることが重要です。
よく自分に正直であれと言いますが、本当にそう思うのであれば、枠にとらわれたりしません。
しかし、今のところは残念ながら、日本の金融リテラシー教育は限られた都市部での、金融機関の自己満足にとどまっています。金融リテラシーが浸透していくには、まだまだ時間がかかります。
長期運用には時間が必要なのに、時間をかけて運用する意義が伝わっていないのでは、地方で若い投資家が増えていくわけがありません。
日本がスピード感を持って金融リテラシー教育を進めていくためには、損得勘定を無くして、力を貸してくれる人材を増やすことでしょう。本来は、国がやるべきことなのですが・・・。
自分に必要なお金の知識を学ぶためには、自分で進んで吸収しにいくことです。
そして、自分が働くだけではなく、リスクをとった上でお金に働いてもらうことが鉄則です。
最後に、
金融リテラシーを向上させることは良いことですが、それだけでは無意味です。
実行してお金を増やす力を身につけることが最も重要です。