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バフェット氏から学ぶ「投資哲学」

2023.5.15

世界で一番有名な投資家といえばウォーレン・バフェット氏です。
彼は、50代以降に9兆円近くもの資産を築いています。
資産形成に成功した理由は、彼自身の生活態度や投資哲学にあると考えられています。
彼は多くの格言も残していますが、投資を実践していく上で非常に大切なことばかりです。

そこで今回は、ウォーレン・バフェット氏の投資哲学をいくつかお伝えします。

 

1.正しいお金の使い方を知る

「人間の行動のほとんどは習慣から成り立っている。普段は気にしないが、いったん習慣を変えるとなったら、ほとんど変えられないことがわかるだろう。お金の習慣で大切なのは、常に予算の上限を決めておくこと、高利で借金しないこと、定期的に投資をしていくこと。この3つである。」

このバフェット氏の考え方は、お金と付き合う基本的な物ですが、実は多くのかたが「実践できそうでできない」と推察しています。例えば、浪費は予算上限を超える場合があり、世の中には平気でリボ払いを選択する人もたくさんいます。定期的に投資することも、できそうでできないことのひとつでしょう。地味ながら確実に資産形成してきたバフェット氏の考え方は、資産形成の基本を表しています。

 

2.ローマは1日にしてならず

バフェット氏が公園でよく使う表現に、「今日日陰で休めるのも、誰かがその気を植えたからだ」というものがあります。資産は一晩で築けるものではなく、時間と忍耐が必要だという考え方です。
以下より、バフェット氏の資産のほとんどが50代以降に築かれていることがわかるでしょう。


出典:Forbes ウォーレン・バフェット氏の年齢別資産推移

またバフェット氏は、「株式市場は、忍耐力のない投資家から忍耐力のある投資家に資金を移す場所」とも言っています。忍耐力を持って長期投資できない人は、投資をするべきではないということです。
忍耐力のない人が投資に参加すると、悲惨な結果が待つ可能性が高い。そういった投資家は感情的な投資判断をしがちなため、上昇相場で掴まされ、下落相場で手放してしまいます。そして、たくさん痛い目に遭った後、投資なんて二度とごめんだと懲りてしまうのです。そうなれば、当然今後の投資機会も失うため、もったいない限りです。
投資タイミングの適否は神のみぞ知ることです。時間を味方につけて投資リスクを低減させる長期投資や積立投資は、バフェット氏も勧める投資戦略の王道です。

 

3.価格ではなく「価値」に注目

この概念は株式投資を行う際にはごく普通に使われますが、つみたて投資でも十分に念頭におくべきです。

ことわざに「安物買いの銭失い」とありますが、その投資対象が価値を持ち、本当に将来的に価値が上がり得るものなのかを判断しなければなりません。つみたて投資は1年や2年で終わるものではなく、何十年も取り組んでようやく果実が得られるものだと考えなければいけません。
つまり、つみたて投資の投資対象は、長期的に価値が上がり結果として価格も上がるもの、30年後も継続運用されているもの、保有コストが低いもの等の条件で選ぶべきです。

 

バフェット氏でさえ資産のほとんどを50代以降で大きく増やしたわけですから、一般の方であればなおさら、長期つみたて投資が資産形成戦略の王道となるでしょう。そして、つみたて投資は時間をいかに味方に付けるかが最も重要なことです。
投資は、1日でも早く始めることをおすすめします。

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