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【外貨預金には注意が必要】

2023.10.4

昨日、1ドル=150円台に突入したというニュースがありましたね。
突入直後に短時間で2円を超える上げ幅を記録し、これによって日本政府・日銀が為替介入に踏み切った可能性があるということも言われています。
しばらくは150円前後で推移しそうですね。

 

話は変わりますが・・・

 

三井住友銀行は、先月の25日から米ドル建て定期預金の金利を年0.01%から5.3%に引き上げました。引き上げは実に5年ぶりで、5%台のインターネット銀行と同等の水準となりました。
これは、2022年3月から始まった米利上げに伴う市場金利の上昇を反映したためです。

年0.01%から5.3%になるということは、530倍もアップするということなので驚きですね。
これを見て、銀行で定期預金を組もうかなと思う方もいるのではないでしょうか?

ですが、気をつけてください。

 

①手数料が高い
②銀行が破綻しても保護されない
③金利を抜かれている

 

これらのリスクは付きものです。

 

①手数料が高い
円をドルに変える時の為替手数料が、非常に高いです。

②銀行が破綻しても保護されない
通常の預金は、基本的に1金融機関あたり「元本1000万円+その利息」が保護されますが、外貨預金は預金保護の『対象外』です。

③金利を抜かれている
銀行は「お客様から低い金利でお金を借りて高い金利で運用し、その差額を利益としています。
これが適正だったら良いのですが、金利の半分以上が、銀行の取り分になっているケースもあります。
ですから、本当はもっと高い金利がもらえるはずなのに、銀行にしっかり金利を抜かれます。

銀行で定期預金を組むことを検討されている方は、これらを知ってお金いといけません。
これを聞いても、本当に良いと言えますでしょうか。

今回の利回りアップも、ネットバンクのようにもっと早い時期に高く金利を設定できていたはずなので、ぼったくりをされているのです。

外貨預金をするくらいなら、ネット証券を通じてMMFを買うことや、米国債を直接買い付ける方がよっぽどマシだと思います。

資産を増やしていくためには、銀行等の手数料を考慮した上で選択することが最も重要です。

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