『資産運用は個人だけのものでない』
2023.9.21
お金の流れを知ることは非常に大切なことです。
近年では、銀行にお金を預けていても増えることはなく、インフレによって預金をしている現金の価値がどんどん下がっていることに気づいた方は資産運用を始めています。
日本は、2008年を境に人口が減少していることから、
著しい経済成長が難しいので、収入が大きく増えることは難しいです。
だからこそ、自らがお金を働かせて資産を増やさないといけません。
そんな資産運用ですが、実は個人だけのものではないのです。
世の中には、いろいろなお金の流れがあります。
お金の流れを知るためには賃借対照表を見ると分かります。
今までに企業の賃貸対照表をご覧になったことがある方もいるのではないでしょうか。
ただ、これは企業だけが出しているものではありません。
例えば、大学。
各大学の賃借対照表も見ることができます。
有名大学である「同志社大学」を取り上げてみましょう。
みなさんは、大学はどのように運営が成り立っているかご存知でしょうか。
収入の面では、学生からの授業料や入学金、寄付金などがイメージできるかもしれません。
ですが、それだけではありません。
債券・株式などの有価証券によって資産運用を行っています。
同志社大学の有価証券の合計は700億円以上も保有しています。
大学は支出も多く、人口減少によって学生の数が減っていく中で、運営を存続させるためには資産を増やしていかないといけません。
だからこそ、大学も資産運用を行います。
資産運用は、ほとんどの大学で行っています。
一度、大学の賃借対照表を見てみてはいかがでしょうか。
また、近年では「お寺」も資産を運用しています。
「京都浄教寺」を取り上げてみましょう。
室町時代に創建され500年以上続く京都浄教寺は、建物の老朽化や檀家さんが減り、経済的な負担を解決するため2020年9月にホテルと一体化しました。
一階に本堂が入り、その上には167客室やレストラン等が備わっています。
「お寺の上にホテル!?」
とても斬新な発想だと思いますが、長い歴史を存続させていくためには変化が必要なのです。
ちなみに、お寺は土地活用の運用が多いですが、「梨木神社」や「下鴨神社」も運用をしています。
建物を存続させるためには、運用をしないといけないということですね。
今回はあまり表に取り上げられtない資産運用を取り上げましたが、いかがでしたでしょうか?
これからを生きていく&存続させるためには、資産運用が必須だということです。
いつの時代も変化に適応しないと生きていけません。