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長期積立分散投資20年継続の勝率は非常に高い

2023.8.8

2018年頃から積立投資をされる方が増え続けています。
今年の春には、年2兆円を超えるペースであることがメディアで報じられ、話題となりました。

一昔前の投資であれば、「株」「高額資金の投入」「短期売買」「株価上昇時のみのブーム」「高齢者の遊び」ということが一般的な考えでしたが、今は大きく異なります。

「現役世代が資産形成のため投資をする」
「定期的に少額を引き落とす積立投資」
「投資信託をベースとして分散投資」
「解約頻度は低い長期投資」
「株価低迷期も継続」
「先取り投資」など、
一昔前と比較すると、投資に対する考え方が正反対となっているのです。
時代が変わると、投資に対する考え方を変えないといけないことが分かるでしょう。

報道によると、ネット証券の上位5社で、月2000億円ペースの積立投資信託が設定されており、
年換算で2兆4000億円となりますが、これは投資信託業界への年間資金流入額の約3割を占めるそうです。
1年前は、「月1500億円突破」と報道されていたので、投資信託は急拡大していますね。

今は新しい若者世代が長期積立分散投資を志向しており、年2兆円以上の投資資金が流入していますが、
肝心の「勝率」はどうなっているのでしょうか。

金融庁のつみたてNISAの解説資料では国内外に長期積立分散投資を20年間継続した場合(2001年1月〜2020年12月)、勝率はほぼ100%になるというデータを公開しています。
(毎月1万円積立、投資総額240万円、日本株式=日経平均503万円、全世界株式=MSCI  ACWIグロス624万円)


出典:金融庁「つみたてNISA早わかりガイドブック」より

もちろん投資には常にリスクが伴うものの、バブル崩壊、リーマンショック、コロナショックなどの一時的な市場下落が起きたとしても、長期積立投資を継続することがいかに大事か分かります。

中には個別の投信会社が、積立購入をしている顧客の運用成績を開示しているケースもあります。
積立投資を中心に投信販売を行うコモンズ投信の顧客は、2023年3月末時点で97.7%がプラスの運用成績になっていると情報開示されています。(顧客の76.6%が積立投資を設定)
コモンズ投信の情報開示から、長期投資を行う若い世代がしっかりリターンを得ていることが分かります。

資産をただ増やすことだけにフォーカスするのではなく、
リスクを分散させて長期的にコツコツ増やすことで資産を増やすことができるのです。

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