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自転車傷害特約と個人賠償責任特約の違いとは?

2023.3.10

自動車に乗られる方は、必ず自動車保険に加入されていると思います。
自動車保険の補償内容は、生命保険などより分かりやすいですが、さまざまな特約の有無を選択しなければいけません。

その特約の中で、「自転車傷害特約」や「個人賠償責任特約」を検討されたのではないでしょうか?
どちらも自動車に乗っていない場合の事故やゲガ等に適用されるものですが、明確な違いについてご存知でしょうか?

 

今回は、この二つの違いについてお伝えしていきます。

 

「自転車傷害特約」
自転車傷害特約は、自分や家族が自転車に乗っていて怪我をした場合を補償する保険です。

一般的な自転車傷害特約の補償の対象は、自転車で点灯して自分が死傷をした場合や、
歩行中に他人が乗っている自転車にぶつかり自分がケガをして入院した場合などです。
自転車傷害特約は、死亡、後遺障害、入院した場合は補償されますが、
ケガをした場合でも通院の補償はない場合が多いため、注意が必要です。

自転車傷害特約の補償対象者は、自動車保険の主な運転者(記名被保険者)に加え、
記名被保険者の家族(配偶者、同居の親族、配偶者の別居の未婚の子)となる場合が一般的です。

 

「個人賠償責任特約」
個人賠償責任特約とは、自動車事故を除く日常生活の中で、他人にケガをさせたり、他人のものを壊してしまった時に発生した損害賠償金を補償する特約です。

自転車に乗っていて加害者となってしまった時の補償はもちろんのこと、
飼い犬が他人を噛んでケガをさせた時や洗濯機から水漏れしてマンション階下の天井にシミができた時などの損害も補償されます。

個人賠償責任特約の補償対象者は、記名被保険者、記名被保険者の家族(配偶者、同居の親族、配偶者の別居の未婚の子)となる場合が一般的です。

 

この二つは、大きく異なります。

自転車傷害特約は、特約名の通り、自転車が関係している事故やケガで、
且つ、自分や家族たちを守ることが目的です。

個人賠償責任特約は、他人にケガをさせた場合や、他人のモノに損害を与えた場合が対象ですので、相手や相手のモノを守ることが目的です。

これから保険を入られる方や家族内でこの先に保険加入される場合には、この違いを知った上で選択していくようにしましょう。

また、個人賠償責任特約には注意点があります。
それは、重複して加入されていることがある点です。
個人賠償責任特約は、実は自動車保険だけでなく、火災保険やクレジットカードなどにも付帯されています。同居の家族内では一つ入っていれば全員が対象となります。

ですが、自動車保険で加入しているのに火災保険で加入している場合や、
親が加入している自動車保険に個人賠償責任特約を付帯しているのに、同居している子が自分で加入している自動車保険に個人賠償責任特約を付帯している場合などが多々あります。

個人賠償責任特約の年間保険料は、だいたい1500円〜2000円程度ですが、
重複していると無駄な支出でしかありません。

これらも踏まえて、一度保険を見直してみてはいかがでしょうか?

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