BLOG

HOME > 50代の借金がある世帯「1000万円台」は4分の1以上

50代の借金がある世帯「1000万円台」は4分の1以上

2022.10.5

50代になれば、住宅ローンの支払いやお子さんの大学進学など、
出費のかさむイベントがとても多いと思います。

50代で借金がある世帯割合ですが、金融広報中央委員会のデータによると、

▶︎借入金がある:26.8%
▶︎借入金がない:73.2%

借金があるのは、4分の1程の世帯ということが分かります。

今回は、金融広報中央委員会のデータより50代の借金事情についてお伝えします。

 

【50代の借金額は?】
借金があると答えた世帯について、具体的な金額を見ていきます。

▶︎平均:1421万円
▶︎中央値:1000万円

◉借金合計額(世帯)
・50万円未満:3.8%
・50〜100万円未満:6.9%
・100〜200万円未満:7.7%
・200〜300万円未満:5.8%
・300〜500万円未満:7.3%
・500〜700万円未満:6.2%
・700〜1000万円未満:6.5%
・1000〜1500万円未満:13.5%
・1500〜2000万円未満:13.1%
・2000万円以上:27.7%
・無回答:1.5%

50代で借金がある世帯のうち、特に割合が多かったのは、
1000〜1500万円未満、1500〜2000万円未満でともに13%以上です。
1000万円台の借金額を合わせると「26.6%」となり、
4分の1以上が、1000万円台の借金を抱える状況です。

 

【50代の住宅ローン残高は?】
続いて、借金があると回答した世帯の住宅ローン残高を見てみます。

・50万円未満:0.8%
・50〜100万円未満:1.9%
・100〜200万円未満:1.9%
・200〜300万円未満:1.9%
・300〜500万円未満:3.5%
・500〜700万円未満:5.4%
・700〜1000万円未満:5.8%
・1000〜1500万円未満:14.2%
・1500〜2000万円未満:14.6%
・2000万円以上:23.1%
・無回答(ゼロも含む):26.9%

無回答(ゼロも含む)を除くと、割合が多かったのは、
1000〜1500万円未満、1500〜2000万円未満でともに14%以上です。
先ほどの借金合計額と同じレンジであることが分かります。

つまり、50代で借金がある世帯は、ほとんどが住宅ローンで占められています。

 

【50代の借金の目的とは?】
・医療費や災害復旧資金:3.8%
・子供の教育・結婚資金:13.1%
・住宅取得または増改築の資金:50.8%
・日常の生活資金:18.1%
・耐久消費財の購入資金:15.0%
・旅行、レジャーの資金:5.8%
・株式等金融資産への投資資金:1.9%
・土地、建物等の実物資産への投資資金:4.6%
・相続対策の資金:0.4%
・その他:16.9%

借金目的からも分かるように、住宅取得または増改築の資金が圧倒的に多く、半数を超えています。

定年を迎えると、貯蓄を切り崩される世帯が多いです。
老後資金2000万円以上必要と言われている現代では、少しでも借金は減らしておきたいですね。
老後の不安を少しでも抑えるために、対策をしておくことが重要です。
まずは、「支出削減」と「資産運用」を始めてみましょう!

 

 

一覧に戻る

TOP