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日本とアメリカの差

2023.2.28

日本とアメリカの差は非常に大きいものです。
身近なところでも差を感じます。

例えば、日本で有名な「一風堂」のラーメンの値段。
一風堂のラーメンを食べたことがある方は多いのではないでしょうか?
一風堂の「白丸」というスタンダードメニューを注文した場合、日本の店舗だと820円です。

 

では、アメリカで同じ「白丸」を注文するといくらでしょうか?

 

答えは、15ドルです。
1ドル130円で計算すると1950円。
それだけでなく、海外ではそれに加えて2割程度のチップ(400円)が発生するため、
合計で2350円を支払うことになります。
全く同じラーメンを食べるのに、アメリカでは約3倍ものお金が必要になるのです。
日本で一杯2350円のラーメンを迷いなく注文できる方は少ないでしょう。
ラーメン一杯の値段の差でさえ、大きな差となっていますね。

この差は、インフレがもたらしているとも言えます。
インフレとは、モノの値段が継続的に上がることです。
実は、日本の給料が上がらない原因の一つに、インフレが関係しています。
一杯のラーメンを食べるのに820円で済む日本と、
2350円が必要なアメリカでは、当然アメリカの方が給料は高くなりますよね。

そしてもう一つ、日本の「生産性の低さ」も給料が上がらない大きな要因として挙げることができます。
GDP(国内総生産)を国民の数で割った「一人当たりのGDP」をみると、日本は39,312ドル、
アメリカは70,248ドルと、実際に大きな開きがあります。
これは様々な要因が絡みますが、日本企業の「無駄の多さ」(例えば参加者の多くが発言しない大人数の会議など)も見過ごせない問題となっています。

 

どうして日本の給与は上がらないのでしょうか?

 

日本は2023年現在、人口約1億2500万人です。
先進国といわれる経済力を保っています。
日本に居るだけでは、快適で楽に暮らしていくことはできるでしょう。
しかし、世界の中でみると日本は相対的に「レス金持ち」(お金持ちの国だったのに、より金持ちでなくなる)な国、だんだん金持ちでない国となっています。
それは、新興国と呼ばれる国々が成長し、日本を追いかけている中、日本だけが留まっているからです。

日本では、年収1000万円で「給与が高い」とされています。
アメリカでは約15万ドル(約2000万円)でも中間層ですが、
日本で2000万円だと富裕層と言われるという記事を見たことがあります。
米国では40万ドル、つまり5000万円の収入があって「給与が高い」と認識されるのです。
ですので、日本で年収1000万円の方がアメリカに行っても、生活するのがやっと・・・の状態です。
給与だけでもこれだけ大きな差を生んでいます。

 

これからを考えてできることがあります。

「世界を知ろうとすること」です。
海外で今どんなことが起きているかということに意識を向けてください。
日本とアメリカの給与の違いも世界を知ろうとしなければ気づきません。
また、日本で当たり前のように報道されている情報も世界と比べて見るとおかしいとわかります。
今はインターネットを駆使すると、簡単に海外の情報にアクセスできます。
イギリスのBBCやアメリカのCNNなどに触れることもおすすめします。
同じ出来事でも、日本の報道とは伝える内容が異なる場合もよくある事に驚くでしょう。
海外のメディア情報を見ることで、グローバルな視点を養うのに役立ちます。

世界に目を向けることでたくさんの可能性が見えてきます。
日本での給与は簡単に上がることはありませんが、
世界を相手にすれば、自分の収入を上げる手段が見えたり、資産を作ることにもつながります。

世界の視点を身につけた日本人が日本経済をリードすることができれば、
日本の給与も、今より明るい未来も訪れる可能性が高いでしょう。

 

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