今年10月の食品値上げ数は、約6700品目と発表されております。（帝国データバンク）
今回の値上げ品目数は、これまで年内最多だった8月の2.6倍となるそうです。
私もスーパーやコンビニに行くと色々なものが値上がりしていることを実感します。
この10月はこれまでよりさらに家計への影響が心配です。

 

話は変わりますが、この数年間の間で投資を始める方が非常に増えています。
投資を始めた方は、自分の資産を増やすことが目的とされているでしょう。
日本では、銀行に貯金したところで増えないことは、みなさん承知の上ですよね。

 

では、なぜこのことを知っているのに投資をしていない方がいるのでしょうか。

 

それは、投資はいまだに「ギャンブル」や「損をする」「危険」という考えが残っているからでしょう。
この考えを持つ方は、投資の本当の価値を理解されていないということです。

「貯金が一番安全」とおっしゃる方がまだまだいらっしゃいます。
確かに、貯金した金額を1円も使わなければ、金額が減ることはないので、
そこだけを見ると確かに安心できるでしょう。

ですが、インフレを考えるとどうでしょうか？
インフレとは物価上昇のことです。

日本では1980年〜現在までインフレ誘導と言って、
日本政府が「2%」のインフレを行っています。

みなさんも経験されたことがあると思いますが、
かつては100円で自販機のジュースは買えていました。
しかし、今の基本的な値段は120円です。
中には、150円以上のものも自販機に並んでいるでしょう。

ここから考えられることは、モノの値段が単純に上がったことだけではなく、
お金の価値が下がっているということです。

特に今年は、さまざまな物価が上昇していることによって、インフレ率が2％を超えています。
ということは、お金の価値は2％も下がっているということです。

銀行に預けているお金は、1円も使わなければ額面上の金額は変わりませんが、
お金の価値はどんどん目減りし続けています。

”これに気づかないといけません”

これこそが「見えないスリ」なのです。

今の銀行の利率は「0.001%」。
インフレ率が「2%」だとすれば、貯金しているのにも関わらず、お金の価値はマイナスです。

この「見えないスリ」を理解された方は、投資を始められると思います。

投資は、お金をどんどん増やしたい人だけがやるものではなく、
「お金を減らしたくない人」や「損をしたくない人」こそやらないといけないのです。

将来のためにも、お金の価値を理解することが重要です。