日本の真実
2022.4.18
みなさんは、今後の年金支給は続くと思いますか?
1950年では、15〜64歳を現役年齢階層、65歳以上を高齢年齢階層とした際、
高齢年齢階層1人を支える現役年齢階層の人数は12.1人でした。
12人で定年後の方を支えているということです。
2022年は、高齢年齢階層1人を支える現役年齢階層の人数は2人。
2人で高齢年齢階層1人を支えないといけない状態です。
これは高齢化社会の影響で、約70年で大きく変化しております。
また、厚生年金の受給年齢も大きく変化しております。
昭和28年までは厚生年金が55歳から支給されてました。
昭和29年で60歳支給(男子)となり、
平成6年以降は65歳に引き上げられております。
今後はさらに受給年齢の引き上げを行う話も出ておりますね。
自分が年金を貰う時には、現在よりも条件が悪く、
貰えない可能性があると思いますね。
年金積立金管理運用独立行政法人(通称:GPIF)をご存知でしょうか。
これは厚生労働省所管の独立法人であり、
ここでは日本の厚生年金と国民年金の積立金の管理と運用を行なってます。
HPにも詳しく記載されていますが、
2020年の収益額は、+37兆7986億円となっております。
そして、2001年から2021年まででは+107兆6319億円です。
2019年時点では、日本全体の年金支給額が約53兆円、
国民全体で収めた保険料が約39兆円、
ここに収益額を足すとプラスになる時もあります。
結果的に年金は長期運用され、増えているということです。
しかしメディアでは、
「年金問題として個人個人で老後資金を準備しておきましょう」と
恐怖心を煽るばかりで、年金の運用収益などはほとんど伝えられていないです。
だから知らない方の方が多いのです。
これが日本の真実であり、
私たちが住んでいる国なんですね。
ちなみに、年金の運用内訳(2020年地点)は、
・国内債券25.92%
・外国債券24.61%
・国内株式24.58%
・外国株式24.89%
このように債券と株式に分散投資されております。
日本の年金でも運用が必要な時代です。
こういった情報を伝えていくことで、
「投資=必要なもの」
と理解する方が増えるのではないでしょうか?
本当に大切な情報は、
自分でアンテナをはり、獲得することが必須です!!